雨と晴れとが忙しく入れ替わる天気が続いています。洗濯のタイミングを逃さないようにしなければなりませんね。
さて、皆さんは「九条の会」と言う組織をご存知ですか。二〇〇四年六月に産声を上げて以来、各界各層で誕生し、全国の津々浦々に「憲法九条」を守る草野根運動の中心に腰をすえている組織なんです。その数も実に全国で七千を超える勢いで膨らんでいるそうです。奈良県でも例外では無いようなんですが、残念ながら川西町にはこの「九条の会」がまだありません。川西町を初め数町村を残して、県下ほとんどすべての地域と自治体には発足している組織となっています。
先日、読売新聞が一九八一年以来毎年実施している「憲法に関する世論調査」の結果を発表していました。同調査によれば、これまでも「憲法九条」を改正する事に対しては、反対している人が一貫して多数を占めていましたが、今回、憲法全体についても改憲反対と言う人が多数を占め、十五年ぶりに賛成派を上回る結果となっているようです。背景には様々な要因がある事でしょうが、その中心には、現行の「日本国憲法九条を守ろう」と、この一点で一致できるすべての人に団結を呼びかけている「九条の会」の取り組みと運動があることは否定できないでしょう。
国内では、イラク戦争発生いらい自衛隊をめぐる様々なきな臭い動きが見え隠れする状況にあります。だからこそ、平和憲法を掲げる日本の動向が今、世界から注目されています。日本の平和のためにも世界の平和のためにも、川西町でも「九条の会」の立ち上げがきっと待たれていることと思っています。発足に向けて我こそはと思われん方がおいででしたら、ぜひ声をかけていただきますようにお願い致します。
日本国憲法の全条項擁護の立場を掲げる日本共産党の一員として、呼びかけると共に立ち上げへの参加をお待ち申し上げております。世界に誇る日本国憲法九条守れの声を川西町からも大いに上げて行こうではありませんか。
ぜひ、ご意見・ご感想をお聞かせください
川西町議会議員 芝 和也
