川西町議会議員芝 かずや

活動報告

政治は変わるし変えられる

 富裕層へ増税。「何のこっちゃ」と、思てはる方もやはるかも知れませんね。実はこれ、税金の集め方の話なんです。どこでの話かと言いましたら、アメリカをはじめ世界の主要国でのことなんです。

 

 アメリカでは、オバマ政権が向こう十年で富裕層へ百兆円を増税し、勤労者には同じ十年で七十兆円の減税を実施しようとしています。イギリスでは、すでに実施の消費税率引き下げの延長や、年収二二〇〇万円以上の高額所得者にかかる所得税率の五〇%への引き上げが、与党から提案されています。韓国でも大企業への税控除の廃止や、国民平均年収の二倍以上の層に対して、現在実施の所得税控除の廃止が計画されています。
 世界に目を向けましたら、今日の経済危機の立て直し策として税制の見直しに着手し、しかもその方向は、儲けてはる会社や個人に対して応分の負担を求めて、その分で集まった税金を使って庶民の負担を減らし、国民全体の消費購買力を引き上げて内需を拡大しようとしている事が、共通した特徴になっています。
  まず、国民に物を買う力を付けて消費を膨らませる。物が売れるから生産が生まれる。生産をするために働く人と場所が生まれる。働く場所ができるから雇用問題が改善され、かつ、勤労者全体の収入が確保できる。いい話ですね。収入が増えれば消費に繋がる。物が売れれば生産が生まれる。生産が生まれれば雇用が安定する。雇用が生まれれば収入が膨らむ。と言う、この正規の経済サイクルを取り戻して、今日の経済危機を改善して行こうとする、普通に物を考えれば当たり前の経済のサイクル。仕組みに立て直そうと動き始めているのが、諸外国の取り組みから見てとれます。大したものですね。
 話は変わりますが。国連総会や気候変動サミット、安全保障理事会など、これまで影が薄かった日本の首相の存在ですが、新しく首相に選ばれた鳩山由紀夫民主党代表は、鮮やかに世界にその存在を示してメッセージを送ってはりますね。誠に見事で有ります。何せこれまでの日本の外交はアメリカに追従と言う姿勢は否めませんでしたもんね。本当に影が薄かった。日本には意見を聞かんでもアメリカの意向を聞いとけばそんで良し。これが世界の常識でしたもんね。これを覆したのが今度の鳩山由紀夫首相の外交デビューです。
 人類の存亡にかかわる共通問題の地球温暖化の防止でも、核兵器廃絶問題でもイニシアチブを発揮して世界に働きかけて、英知を結集してその解決をみんなで図るためにも、鳩山由紀夫首相を先頭にみんなでがんばろうではありませんか。
 国連総会で鮮やかにデビューした鳩山由紀夫首相には、大きな期待と注目が自然に集まります。内政でも、鳩山内閣は、無駄な公共事業の見直し。障害者自立支援法や後期高齢者医療制度の廃止。高校授業料の無償化など、これまでなかなか実らなかった国民要求が、一歩も二歩も身を結ぶ方向に歩みを動かし始めています。国民の多くが選んだ新政権が国民の願いに耳を傾け、その声にこたえる政治が、今、始まろうとしています。まさに、『政治は変わるし変えられる』ですよね。

日本共産党のかねてからの主張と、内外でのこうした一連の歩は一致しています。建設的野党として、国民要求を前へ進める立場で新政権にどんどんとその実施を迫って参ります。共に知恵と力を合わせましょう。







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町会議員 芝 和也

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