活動報告

異常ぶり

 フレッシュマンの皆さん。新生活は如何ですか。と、言いましても学生の皆さんは、まだ始まったばかりでしょうから、実感が湧いて来るのはまだまだこれからですよね。夢と希望に満ちたこの時期を大いに思う存分満喫してください。そして、もし、社会の仕組みや諸制度に不条理や疑問を感じるような事があったなら、そのまま放置せずに今の新鮮な気持ちを大切にして、するだけではあきませんが、その改善や解答を求めて取り組みましょう。何をどうしたらよいのか見当もつかない事もあるかも知れませんが、その時は何はともあれ、私、芝和也なりお知り合いや最寄りの日本共産党議員に遠慮なく声をかけてみてください。期待に添えるかどうかは分かりませんが、何かの役に立てる事もあるかも知れませんので、物は試しです。こころみてください。お待ちしております。
 さて、改善が一向に進まない雇用情勢に、若い皆さんはもちろんの事、親御さんの心配は依然拭われませんよね。この事態、世界と比べてどうなんでしょうか。どこの国でも、就活は厳しく、就職口の門戸も日本と同じく狭いんでしょうか。
 まずは、働く者の置かれている状態を見てみましょう。ベルギー8.7%。デンマーク8.9%。イタリア13.1%。フランス13.5%。ドイツ14.5%。日本37.8%。これは、ILOの資料から見たそれぞれの国での非正規労働者の割合を表した数字です。一目瞭然、日本がダントツに多い事が分かりますね。要は、世界では正規雇用が当たり前で非正規雇用は例外と言う事以外の何物でもありません。この結果、働く者の収入がどうなっているかと言えば、雇用の規制緩和が始まった1997年からの10年間を、財務省の「法人企業統計調査」と内閣府の「国民経済計算」からとってみますと。我が国を代表する資本金10億円以上の世界に名だたる大企業の内部留保金は、142.4兆円から229.1兆円へと膨らんだ一方で、雇用者報酬の方は、279兆円から262兆円へと落ち込んでいるのが実態です。
 同じく、この10年間の日本と世界の経済成長はどうなっているのかを、IMFとOECDの資料からGDPの伸び率を比べて見ますと、カナダ73.7%。アメリカ69%。フランス49.6%。イタリア47.3%。ドイツ26.8%。そして日本が0.4%です。これが、この間の世界の経済成長率です。ここでも一目瞭然、日本の経済成長だけが横ばいで止まってしまっています。原因は、非正規の働き口の増大による雇用破壊によって、国民の懐が冷え込んで、内需が全然膨らまない事にあります。世界のトップ企業50社の中に、日本はトヨタやホンダなど4社が入っています。ドイツは1社、フランス、イタリア、カナダは1社も入っていませんが、今見たように、GDPはこの10年間で3~7割も伸びているのが世界の実情です。ここでも日本とは全然違う実態が現れていますね。つまり、自国民の安定した雇用を確保してこそ、その国の経済も成長すると言う事を立派に示している事に他なりません。

もうひとつ、今年の国民春闘白書の最低月額賃金の比較を見てみましょう。ルクセンブルク23.1万円。オランダ20.2万円。イギリス20.1万円。フランス18.8万円。アメリカ16.3万円。そして日本は12.3万円と言う事です。この指標でも見事な見劣りぶりですね。現在の日本の最賃時給は全国平均で713円です。これを世界では当たり前の1000円に引き上げれば、月額で17.3万円まで膨らみます。こうなれば、何とか世界に肩を並べられるところまで回復できるのです。
 まさに、ただすは日本の異常ぶりですね。










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川西町議会議員
芝 和也