活動報告

あなたの済んだ瞳で、真理を見抜こう!

 二年連続で真夏の政治戦が始まりました。突如、菅首相が言いだしはった事から、にわかに消費税率を引き上げる事が一大争点になって来ましたね。この間、いろんな方とお話する折にも、「暮らしを支える財源として消費税の増税をどう思うか」と、お伺いしますと、案外多くの皆さんが「財源が無いねんから増税もしゃ~ないな~」とのコメントです。皆さん、どうですか。「やっぱりせやな~」と思わはる方が多いのと違いますやろか。何をするにも、確かに財源は必要です。これが無い事には話が始まりませんもんね。
 今日、消費税によって立派に社会が支えられていると思っておられる方が、紹介したお話のように、結構たくさんおられるのも、確かに事実です。現に、私が直にお話をお伺いした方の全てとは言いませんが、かなり多くの皆さんが、そう思っておられました。何方もごく普通の庶民生活を送っておられる皆さんです。子どもさんの不安定雇用を心配し、老後の不安を抱え、日々の生活を何とか工面しておられるごく普通の皆さんです。「自らの暮らしも厳しいけども国が潰れたらもっと大変。自分に出来る事は自分でしよう。必要な負担はせなしゃ~ないやろ」と、頑張って納税をし、生計を切り盛りしておられる皆さんです。こうした皆さんが、「消費税の増税も、財源がないねんから、まぁ、しゃ~ないな~」と思っておられるのが実情です。なぜ、こんな実態になっているのか。それは、どこからともなく、「財源が無いからみんなで頑張って支えんとあかん」と言う、情報が無意識のうちに入ってきているから、基本的に「お金が無いからしゃ~無いねんな」と、自然に思い込んでしまっているようです。
 皆さん。今年で、消費税が導入されて22年目に入っています。これまで国民みんなが収めた消費税の総額は224兆円に上っているそうです。毎日の消費の度に払った税金の総額です。なかなか大した額ですよね。消費税の導入は平成元年のスタートです。当時、「これから始まる高齢化社会を支えるために必要な財源をみんなで確保せなあきませんので、ひとつよろしくお願いします」と頼まれて、始まったのでした。40歳中頃以上の年齢を重ねておられる皆さんでしたら、記憶のどこかに留めておられるのではないでしょうか。この消費税、その説明通りにちゃんと使ってくれてはったらですよ、介護保険ももっと負担が低かったでしょうし、健康保険の一部負担割合も1割のままだったかも知れませんし、後期高齢者医療制度なんかも導入されて無かったかも知れません。224兆円と言う消費税が国に入っていながら、なんでこれらの事が出来ないで、皆さんに新たな負担として被さって来たんでしょうか。不思議やと思わはりませんか。実は、消費税の導入と同時に、所得税や法人税の最高税率が引き下がっているんです。この最高税率と言う所がミソですわ。なんせ圧倒的多数の一般庶民は対象外ですから。と言う事は、一部の人だけがその恩恵に預かれると言う事になっているんです。それもそのはずで、これは、高額所得者の皆さんが集っておられる例の日本経団連など財界の要求でこうなったんですから。で、それで国庫に入らなくなった税金の総額が208兆円に上るんです。と言う事は、この最高税率を払ってはる皆さんへの減税分を、国民みんなが収めた224兆円の消費税で穴埋めをしたのと同じ事ですから、だから、福祉や医療の分野の国民負担が維持できなくて、新たな負担として、「財源がないから応分の負担をお願いします」と言う、この文句の下に払わされて来たというのが事の真相でなんです。この話をすると、「ほんまですか?」と初めて、くらしの財源としての消費税に疑問を持たれるのが多くの皆さんです。しかし、現実問題として、残念ながらこの話を聞く機会を得る皆さんはほとんど無いと思います。それは、日本共産党くらいしかこの事実を伝えていないからなんです。大体、マスコミがこの事実を言うてくれませんもんね。そら、分かりませんわな。
 皆さん、消費税と言う税金は、この仕組みを考えた勢力には本当に都合の良い税金でして、この制度を要求しているわが国の財界筋は、負担の必要が全くない税の仕組みになっているんです。なぜか、それは、トップメーカーは仕入れや経費にかかった消費税は全部価格に転嫁できるからなんです。転嫁したくてもそのしようが無い下請けや孫請けの皆さんはもちろんの事、転嫁するすべを何も持たない一般消費者はストレートに支払うのみの不公平極まりない税制が、この消費税なんです。しかも、所得の低い人ほど負担率が高い逆進税制です。ですから、今度も消費税の税率引き上げとセットで法人税の実効税率等の引き下げがちゃんと入っているでしょ。この制度を考えている人は、何せ巧妙ですから。とにかく資本の中枢におられる皆さんが中心ですのでね。庶民はなかなか手が出せません。
 しかし皆さん。日本国憲法が有る限り国の仕組みと言うのは捨てたもんでは有りません。それは、権力の中枢にいる者や、それを操る者が勝手に税金を決める事は、いくらなんでも許されていません。それは、主権者国民が日本の国の政治の主役になっているからです。この主権者が、みんなの代表としての議員を選ぶ。そして、その代表が国民のための政治の仕組みを作って行く。ここに政治の真骨頂が有るんです。正確な情報を入手して、決して体制の側にくみする情報に惑わされることなく、真相をしっかり見抜いて行動して行きましょう。私ども日本共産党も客観事実に基づいて正確な情報を発信し続けて参りますので、どうぞ安心して参考になさってください。
 いつの世もそうですが、「それでも地球は回っている」で有名な、コペルニクスが発見しガリレオが証明した地動説も今では当たり前ですが、当時は誰も信用しなかった。裁判にまでかけられました。しかし、事実は事実ですからどんな権力を持ってしても動かす事はできません。人数の多い少ないで、それが真実か否かは決して決められませんし、決まっていませんからね。
 さぁ、皆さん。何が真理なのか。皆さんの済んだ瞳でしっかり見抜いてくださいね。













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川西町議会議員
芝 和也