川西町議会議員芝 かずや

活動報告

グッドタイミング?

(7月18日朝、自宅前から生駒山を遠望する)

 来ましたね。真夏の暑さが。梅雨明けとともに一気に夏真っ盛りですね。真っ青な空と燦燦と輝く太陽が顔を覗かせて、これぞ〝夏~っ〟ちゅう感じですもんね。これから先、だいたい9月が終わる時分まではこの傾向が続くでしょうから、暑さへの対応も大変ですけど、四季のある国ならではの環境を大いに満喫して、自然の恵みを謳歌して参りましょう。
 そうそう、決して日焼けを甘く見ず、対策はくれぐれも万全にしてくださいね。一昔前の紫外線とは比べ物にならん程に量が増えているそうですから、何せ我々人類のくらしが、自然の摂理を壊したがためにオゾン層が傷んで、ここで適度に食い止めていた紫外線をどんどん地上へ降り注がせたようですから。我々も地球の生命体の一つですし、生みの親は、地球そのものですから、自然の摂理をしっかり学んで、自然界に無いものは作らんことですし、たとえ作ったとしても、その開発能力は大したものですから、同時に、自然に返せるか否かの判断をして、返せないものは作らん事でしょうな。そうせん事には、いっぺん破壊した自然を取り戻すのはちょっとやそっとでは行きませんもんね。何せ、人類以外は、自然界に無いものは生みだしませんからね。全て責任は我々人類に有ると言う事です。
 さて、なぜか、参院選の最中の7月8日に臨時議会が招集されました。提出議案は3件で、下永町営住宅の建設請負契約の締結案と、景気低迷が影響して、法人住民税の還付が発生した事による、一般会計の専決処理の承認案。それから、水道会計で適応されている、開発業者が支払う開発分担金の廃止案です。

 私の各議案への態度表明は、賛成が1本。反対が2本でした。反対したのは次の2本です。
 一つは下永町営住宅の建設請負契約の締結案です。町営住宅の建て替えは対応年数経過による物ですが、2戸1一棟の住宅を二棟建てる内容です。これを一つの工区にしての発注計画になっていますから、金額が議会の議決が必要と法定されている五千万円を超える事となり、上程されているんです。しかし、この金額では、入札に参加できるレベルの業者が町内には3社しか無く、町の入札要件では5社以上となっているため、町外業者2社を入れての競争となり、結果、桜井市の業者が落札する事となりました。建物は二棟有りますので、これを別々に発注すれば、金額が下がり、入札参加要件のレベルも下がりますので、地元業者の参入の余地も開ける事になります。自治体のなすべきは、財政支出を抑え、財源の有効活用も当然問われますが、如何に地域経済を潤すか、どうやって刺激するかも問われます。また、地元の業者を育成するのも自治体に課せられている使命の一つです。財政出動に対しては、投資効果も見込んで後々の事と、経済効果の両面をしっかり睨んだ対策が必要です。景気の低迷の折、こうした視点をしっかり持つ事を求め、今般の契約締結には疑義を唱え、反対しました。

もう一つは水道の開発分担金の廃止案です。そもそも、こうした内容の議案は、突然、臨時議会に提案されるような性質の物では決して有りません。
 水道の開発分担金とは、宅地開発等が行われますと、面積に応じて水道会計への分担金として開発業者に課せられいるものです。今回、これを無くそうと言うことですから、その必要性についてしっかりと議論するべき性質の問題で、一定の時間をかけて揉んで行くべき内容です。当然、定例会で計画的に廃止の有無を検討し、年度当初の施行が成り行きとしては当たり前ですし、これが自然です。しかし、今回は突然の提案です。しかも議決と同時の公布ですから、全く合点が参りません。加えて、始まったばかりの西城での住宅分譲分から適応されると言う事ですから。
 何で今提案かの問いに、町長からは、「開発が見込まれる背景の時に設けた制度で、今は、落ち着いてきている。町の建設部局への開発分担金は既に無くしているし、水道もこれに合わせた。」旨の説明は有るもの、何で突然この時期かの説明は有りません。さらに突っ込んで聞いても「業者の負担が無くなる事は、販売価格の引き下げにつながるし、一定規模の開発には、そこで自治会の設置もお願いしている。公民館や公園などの確保を業者にゆだねているので、こうした部分の投資に充てやすくし、住民の利便向上に向けたい」等々の返答が有るだけでした。
 分担金の有無はともかく、なぜ今、突然の提案かが問題と私は感じています。さっきも触れたように、折しも、西城での宅地の分譲が始まったばかりです。今回、さっそくこの事案から適応との事です。皆さん、何かグッドタイミングやと思わはりませんか。











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川西町議会議員
芝 和也

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