川西町議会議員芝 かずや

活動報告

 日本漢字能力検定協会が主催する今年の漢字が『暑』に決まりました。毎年この時期になると今年の字としてこのニュースが流れますから、年中行事の一つとして、ずぅ~っと前からやってんねやろと思ってたんですが、今年で16回目と言う事で、結構新しいと言いますか、ずぅ~っと前からとは違うねんなと言う事に今頃気づきました。まぁ、それはそれとしまして、とにかく『暑』ですから、皆さんは何を連想しはりますか。やっぱりめっぽう厚かった夏の猛暑でしょうか。毎年暑い暑いと、夏になるとつぶやいているような気がしますが、気象観測的にもやっぱり暑い事が示されていますから、間違いないでしょう。地球温暖化が指摘され、如何に気温の上昇を抑えて、地球環境を維持していくのかが日々の営みで問われています。これに向けた個々人の努力は結構皆さん頑張って取り組んではりまして、年を追う毎に効果を確実に上げてきていますから、なかなか大したもんです。が、温暖化の大元は炭酸ガスの排出ですから、この排出を如何に抑えるかが問われている問題です。で、その発生源として、個人の家庭生活が占めている割合はごく一部で、圧倒的には産業活動によるものですから、焦点はここにメスを入れるか否かになってきます。
 丁度今、メキシコのカンクンで開かれているCOP16(国連気候変動枠組み条約第16回締約国会議)での事ですが、NGO組織が交渉の足を引っ張っている政府に対して『化石賞』を送っているそうですが、何と、日本が第1位になったという事です。しかも、日本がこの賞で1位をもらったのは2度目になるそうです。日々、国民は頑張ってエコに取り組んでいても、肝心の政府が国際分野でこういう姿勢を取っているのは情けない限りですよね。この分野でも、世界をリードできるそんな国で有りたいものです。
 さて、本サイトでもお伝えしています川西町の12月議会ですが、予定通りに昨日、10日の金曜日から始まりました。初日は、議案の上程と一般質問、そして議員発議により国への意見書が二本提案されました。
 上程議案の採決は15日になりますが、この日は、意見書の採決が行われ、二本とも出席議員全員(1名欠席)の賛成で議決されました。
 今般通った意見書ですが、一本は、御隣の郡山市に有る奈良社会保険病院の存続のために、公的存続法案を早期に成立させる事を求めるものでして、これは、この「存続を求める会」より議会に陳情の合ったものです。実は、同趣旨の意見書は、2年前の12月議会でも議決していまして、関係機関へは送致されているものなんです。ところが何でまた出てきたかと言いますと、この法案ですが、今年の通常国会で提案されまして、衆議院を無事通過し、参議院に移って関係委員会での審議も終え可決し、後は参議院本会議で採決される運びになっていたんですが、例の鳩山由紀夫前首相の突然の辞任で、本会議が開かれず仕舞で流れてしまいまして、審議未了で廃案となっているものなんです。何れにしても、存続法案を整備してしまわん事には、この奈良社会保険病院の運営が続けらると言う確かな保障がどこにも有りませんので、川西町からの受診者も結構やはる事からも、町議会としては、存続法の早期成立を求めて改めて議決した次第です。
 もう一本は、私が提案した物で、今、大きな問題になっているTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)に関わって、この協定への参加の見合わせを政府に求める意見書です。このTPP協定については、県の内外で農林漁業等の関係団体を中心に、相次いで参加反対決議や集会がもたれているように、TPPへの参加は何を意味するかと言いますと、わが国の貿易完全自由化でありまして、国の食料主権を守るのか手放すのかがかかった重要な問題をはらんでいるもので、国内の農林漁業など第一次産業はもとより、雇用者全体の状況が大きく危ぶまれる事につながりますので、この10年で住民の平均年収が100万円も下がっている時期に、こんな協定に参加する事は、絶対に認められるものではありませんので、農村地域に位置する川西町議会としても、TPP協定への参加見合わせに力を尽くすことで一致し、議決に至ったものです。
 事は、動き出したばかりですが、菅連立政権にTPP参加を踏みとどまってもらうために、皆さん力を合わせて参りましょう。










ぜひ、ご意見・ご感想をお聞かせ下さい。


川西町議会議員
芝 和也

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