活動報告

放射線量の測定

 今週、20日の月曜日から23日の木曜日まで、3泊4日で福島に出かけてきました。2回目の被災地へのボランティア支援です。前にも触れてたと思うんですが、共産党として割り当てられている奈良県の支援担当地域が福島県いわき市でして、今回も、いわき市平佃町にある浜通り震災復興支援センターに寝泊まりしての活動となりました。

 ここは、宿泊施設でも何でも有りありませんので、役場で言う会議室のような部屋の床に、畳かキャンプ用のマットを引いて、その上に寝袋等をまくらにしたり、くるまったりしてみんなで雑魚寝ですから、相当の猛者でもない限り熟睡できませんし、朝、誰かが起きだしたら、自然にみんなが起きてしまうので、夜明けとともに起き出す感じで、どうしても寝不足になってしまいます。ですから、わずかに4日間の行程でも結構疲れがたまってしまいます。これからは、夏本番を迎える事になりますので、ここをベースにしての活動は一層の対応が必要になるでしょうし、長丁場には不向きかと思います。4日から5日間程度が限度でしょうね。それ以上の滞在には、宿舎の確保が必要です。

 まぁ、それはそれとしまして、前回は、炊き出しチームとして出向いたんですが、今回は、被災地で住まわれている皆さんの実際の被災状況ですとか、救援復興がこれまでにも様々に取り組まれて来ましたから、その取り組みを通じて感じている問題点ですとか、困った事など、直接暮らしてこられて実際に感じてはる率直な想いを話していただいて、お伺いした内容に基づいて、市・国・県等へ申し入れを行い、改善や新たな制度化など、教訓とするべき事柄を導く糧となるように、お話をお伺いに参った次第です。
 今回、お話を伺いに入った地域は、40年程前に開発された2000戸程度の住宅地でしたので、実際にはどうか分かりませんが、高齢化率がそれなりに高そうな地域でした。
 で、震災による家屋等への被害ですが、多くは屋根の棟瓦や熨斗瓦がゆすぶられて飛ばされた事や、壁や塀の亀裂、土間のひび割れなどが、共通して出されましたし、修理のための職人さんが当分は来てもらえそうにもないとの声も共通していました。
 軽微な被害として自身で判断されている方には、一部に、罹災証明の申請をされておられない方や、こうした手続きはだれでもできる事をご存じない方もおられましたので、対話の中で、申請書や被災者の皆さんが利用できる制度などをまとめた、現地の党が作成した小冊子等をお渡ししながらの対話を重ねてきたんです。
 被災後、ただちに困ったのが断水への対策で、給水所が設置されたんですが、そこまで4キロ以上の道のりがあって、しかも川西町とは違い起伏もありますから、車の利用の出来ない人や、ましてや高齢者の皆さんには、とてもやないが汲みには行けなかったとの訴えですし、今般は、ガソリンの供給が止まってしまったんで、少なくない皆さんが動きが取れなくなりましたんで、車以外の手段でその距離を移動して水を確保するとなると、相当厳しかったとの事でした。実際、水汲みを手助けしてくれる身内や知人、縁者の無い皆さんは、避難せざるを得なくなったとの事です。せめて、住宅地内に臨時の給水所を設置してほしかったとの要望がこの地域の共通の声となっている事がよく分かりました。
 また、家屋の保障問題等については、原因が地震によるものですから、皆さん仕方がないとのことでしたが、問題は、直後に起こった原発事故による放射能汚染の心配です。中には、自ら線量計を注文したと言う方にも出会いましたが、とにかく、皆さん発表されている値が、ほんまにそうなんかどうなんか分からへんと言う事で、正確なデータと正確な情報をきちんと出してほしいとの思いでいっぱいのようでした。丁度、我々も1台だけでしたが、測定器を持参してましたので、測ってほしい要望が出たお家には、側溝、玄関先、庭、植え込み、居間、等で実際に目の前で測定をしてきました。
 場所にもよりますが、概ね1時間当たり0.3~0.4マイクロシーベルトでしたんで、ほぼ発表通りの値が計測されていました。これは時間単位ですから、これを年間に換算すると、2.6~3.5ミリシーベルトと言う事になりますので、こうなってきますと、私は放射線についても全くの素人ですので、詳しい事も確かな事も言える立場や知見を持ち合わせていませんが、我々は毎日自然界からの放射線を受けて日々の生活を送っているんだそうです。で、その量が日本の場合平均で年間0.99ミリシーベルトだそうでして、レントゲンなど医療を除いて人工物からの放射線量の受ける限度としては一般公衆は1ミリシーベルだそうですから、ほぼ、この範囲内で我々は暮らしている事になっているんですが、今度の原発事故の影響により福島県では、その値を超えるところまで達している事になってしまっているわけでして、この責任、当然東電に有る訳です。現地でも、東電に収束と賠償を求める署名が始まっています。今回もこの署名も合わせて取り組みました。いわき市の皆さん、ご協力ありがとうございました。

 今回もわずかな時間の対話でしたが、いわき市の皆さんを始め福島県はもとより近隣各都県の皆さんも、当たり前ですが、我々奈良県民に比べてはるかに放射線への関心が高まっている事をものすごく強く感じた次第です。また、関心が非常に高いだけに、今度の取り組みでも、現地の皆さんからは、「遠く離れて、放射能の影響もそうない奈良県からなんでまたこんな福島に来てはりますのん」とか、「よう、来てくれはりましたなぁ」とかの労いと感謝を込めての言葉や、「ここには長居せんとはよ帰りや」と、思いやりの言葉を福島弁で何度も掛けて頂きました。ありがとうございました。いろいろ合ってもご互いですし、それに、われわれの出来る事でしか協力はできませんが、微力ながら頑張りますので、これからもよろしくお願いします。忌憚なく何でもお聞かせ下さい。
 復興への取り組み、長丁場になりそうでうすから大変ですが、頑張ってください。また行かせて頂きます。ありがとうございました。













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川西町議会議員
芝 和也