川西町議会議員芝 かずや

活動報告

今日は何の日

 月齢では今日、7月15日は満月です。昨夜、9時頃に東の空に上がっていた月を見た時は、もうちょいで満月と言う感じでしたが、今朝、新聞を配達に行く際に見た夜明け前の西の空に沈みかけていた月は、昨夜に比して、ほぼ満丸でした。帰って月齢を調べてみますと、15日が満月との事。これは、今夜が満月なのか今朝のあの月が満月なのか、どっちなんでしょうね。まぁ、普通は月は夜に顔を覗かせるわけですから、夜空に上がって来るその月が満月と言う事なんでしょうね。地球が一回転して、今夜再び見る月が楽しみです。
 さて、7月15日は皆さんにとっては何の日に当たりますか。様々な記念日がある事でしょうね。私の手帳には、二つ記してありまして、一つは、一世を風靡した任天堂のファミコンが発売された日として記してあります。記念すべき発売日は1983年7月15日です。私が丁度21歳になる年でした。
 もう一つが、私ども日本共産党の創立記念日です。今から89年前の今日、1922年7月15日の出来事です。当時は、主権が天皇に有って、現在の日本国憲法に貫かれているような国民主権をはじめとする民主主義はおよそどこにも無かったようですから、今を生きる戦後生まれの我々の世代には、当時の事は想像するしかありませんが、自由や民主主義と言う事に関して言うならば、なかなか窮屈で大変な時代だった事でしょう。で、そう言う時代に、武力で制する戦争に反対して、どこの国とも仲良く付き合うて行く平和な日本を創る事や、国の主権者は国民そのもので、世を治める者は特定の個人では無くてみんなで物事を決める共和制の日本を創る事や、国民1人1人には何人も絶対に犯す事の出来ない人権が備わっていて、国民はもちろん、だれであっても人はみんな平等で、生物学的な事を除けば違いは無い事等、こうした平和で自由で平等な民主主義社会を築いて、人間の持っている能力が存分に発揮されて花開く社会である、共産主義の思想を持って、今日では当たり前の事になっている民主主義の社会体制の日本を創ろうと提唱して誕生したのが、日本共産党です。ほんまかいなと思っておられる皆さんは、
是非、日本共産党綱領(http://www.jcp.or.jp/jcp/Koryo/index.html)と規約(http://www.jcp.or.jp/jcp/Kiyaku/index.html)を読んで頂いて入党し、ご自分のその済んだ瞳で確かめて頂く事を心からお勧めします。

 皆さん、時代は今とは違いますから、こんな事を言うたら、逮捕・投獄されましたから、当然、日本共産党は当時の政府からは大弾圧を受ける取り締まりの対象で、非合法でのスタートとなりました。以来89年の歴史を刻んでいる政党になりますので、現在、国会に議席を得ている政党では一番歴史の古い存在と言う事になります。

 当時も、政党は幾つも活動していましたが、共産党以外は、国民主権とか、自由とか、平等とか、こう言った類の事は、思てはったかも分かりませんが、口にしたり、掲げたりは決してしはりませんでした。何せそんな事をしたら、取り締まりの対象となり逮捕・投獄されましたんで、真面目と言う表現が妥当かどうかは別にして、皆さん真面目に口をつぐんではりましたんで、天皇主権の下、国民一丸となってあの15年戦争へと進んで行く事になってしまったようです。
 これに対して共産党は、出来た時から、これらの戦争や体制には反対していましたから、極悪非道の悪者に仕立て上げられて非国民として取り締まられ、今日も未だに共産党は悪やと思われている側面の素ととなっている虚像として残存している日本の負の部分であります。逆に取り締まられていなかった政党は、ほんなら正義を貫いたんかと言うたら、決してそんなことは在りません。それは、表向きは誰も疑いの余地を入れる事無く戦争は止むにやまれん事で、アジアの人々を解放するためやし、我々が立ち上がらなあかんねやと言う大義名分の下に、国民が一丸となって戦争へと突き進んで行く事となった旗頭として、一生懸命に推進していた訳ですから。
 さぁ、どうでしょう。何が正しかったのかについては、我が国が過去に起こしたこれらの戦争は、アジアへの植民地支配と領土拡張を目的に進めた間違がった行いだったとして、歴史の審判が下っている問題ですから、歴史の事実として、世界中の皆さんがご承知の通りで在ります。
 ですから、戦後、日本が再出発するときには、戦争に手を貸した共産党以外のこれらの政党は、戦前と同じ名前では何ぼ何でも出発できませんので、戦後、新たに創り変えはったり、名前を変えはったりしはりましたんで、長らく政権についてきた自民党よりも、日本共産党の方が息の長い歴史を持っていると言う訳であります。

 今年の、7月15日は、戦後最大の国難である大惨事の東日本地震の復興と、脱原発に向けての世論と運動が日々膨らむ中で迎える事となりました。
 私ども日本共産党は、人間の歴史は、その時々の支配者が創りだすものでは無くて、その時々の社会の経済関係が土台になって、自然界の摂理に法則性が有るように、人間の社会にも法則性が有ると言う物の見方と考え方の上に立って、歴史を分析し、前に立ちはだかる障壁を一つ一つ取り除いて、一歩ずつ人間が作り出す住みよい社会の実現に手を貸すべく頑張る集団として、これからも、皆さんと歩みをともに進めて行く所存で在ります。
 どうぞ皆さん、ご一緒に手を携えて、人類が存する限り必ず出くわす社会の様々な困難や苦難、今日で言えば原発を始めとする環境問題。大変な状態に見舞われている雇用問題や経済問題など、これからも人類の英知を結集してその解決に取り組んで行かねばなりません。そこには、経済的土台に起因しますが、利潤第一主義から生まれて来る、人類はもちろん、地球が生み出したあらゆる生命の維持とは相反する未曾有の問題が出現してくる事でしょうから、これらを自然の摂理に従うよう、自然の摂理に適って制御し、人類はもちろんですが地球上に存在するあらゆる生命の営みがいつまでも維持発展して行けるそんな社会を目指して頑張りましょう。

 何を言うてんのか分からんようになって来ましたが、住みよい社会の実現に頑張る事を、今日、7月15日の日本共産党創立記念日に当たりまして改めて決意を申し上げる次第であります。これからも、どうぞよろしくお願い申し上げます。













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川西町議会議員
芝 和也

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