川西町議会議員芝 かずや

活動報告

世論を集中しよう

 今週は宮城と岩手の内陸部でマグニチュード7.2の大きな地震が発生し、全国に衝撃が走りました。観測された今回の地震の加速度は、あの阪神淡路のときに匹敵するとの事です。なにしろ一瞬のうちに土砂が根こそぎ崩落し、その地形は原型を留めていないわけですから。被害に合われた皆さんには改めて、心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。

災いは忘れた頃にやって来ると言われますが、地震の周期がかなり短くなっているように思いますし、今回のような内陸部の活断層帯での地震の発生確率は、政府が発表している専門家の予測でもほとんど心配されていなかったのですから、いつ、どこで起きても何の不思議も無いと言う事です。発生を食い止める事はなかなか出来ませんから、備えとして、少なくとも家族間の連絡方法や想定できる範囲での非難方法など、日常的な身内や地域での打ち合わせは絶対必要ですね。我が家でも親兄弟含め、そのへんのところは打ち合わせておきたいと思います。

さて、国会では大きな政治的焦点になっている後期高齢者医療制度の廃止法案ですが、提出者の民主・社民・国民新の三党の衆議院での法案審議拒否で暗礁に乗り上げています。自分で出しておきながら審議拒否とは。これ程筋違いな事はありません。三党には今回のような政局的・党略的な議会対応は厳に慎むよう猛省を求めたいです。

 折りしも先週は、この報告サイトでもお伝えしたように、国会の動きに呼応して、後期高齢者医療制度の廃止法案の成立に向けて協力を求めに、川西町の上田町長と広域連合事務局に申し入れを行いました。上田町長からは「趣旨は承知した。要望に沿うようにしたい」と、広域連合事務局からは、「連合長(藤原奈良市長)に申し伝える」とそれぞれ返答を頂きました。
 それから、今日十六日は、川西町の六月議会が開会され、一般質問が行われました。今回私は、川西町での自然エネルギーの活用策と住民の移動手段の確保策について、その実施を求めました。
 温暖化対策は、庁内でもクールビズなどエコスタイルを取り入れ、空調の冷房期間を短くすると共に設定温度の引き上げや、照明の必要最小限化など、節電対策が実施されているものの、太陽光や風力などの電源対策として自然エネルギーの活用については実施されていません。今回、これらの活用策として、個人住宅での太陽光発電設備などへの財政支援や、庁舎などの公共施設における電源設備の自然エネルギー化、並びに、休耕田など町内の遊休地を有効活用して、自然エネルギー発電設備を設けて、温室効果ガス0排出への環境に配慮した取り組みを自治体あげて取り組むことを求めました。
 町長は、「自然エネルギーの活用策を町が独自に取り組むことは理想的と考えているが、現状においては、財政的には非常に厳しい。国の取り組みなどを注目していきたい。」そして、「国が重点支援する部分については、町でも検討をして行きたい。」また、「現在実施のエコ対策などに力点を置きながら、技術的・財政的な部分を観ながら、設備の転換など公共施設で導入できる部分は進めて行きたい」とする旨の意向を示しました。
 住民の足の確保については、町内での路線バスが廃止されて以来、復活と代替交通手段を求める声が住民から切望されている現状にあって、町としてそれに答える用意が今のところ無く、これまでも同種の質問へは、検討するとはするものの具体化は遅々として進んでいない状態なので、しっかり声をくみ上げて、住民の求めに応じる取り組みを求めました。
 町長は、この問題も財政的には厳しいとしながら、「関係機関との協議は進めて何が適切かは見極めたい」として、「デマンド交通などの乗り合いタクシー形式の検討は進めたい」としました。また、自治体病院として四町で運営している国保病院への交通対策は、「現在、田原本駅からだけしかないので、もうちょっと四町から便利に利用できるように、機動性のある形を考えて行きたい」とする旨の答弁を行いました。
 今回も具体的な取り組みの言及はありませんでしたが、前向きに課題を進めていく意向は表明されています。
 さぁ、皆さん。住民の意向が汲み上げられて有効な手立てが実施されるよう、町に向けて世論と運動を大いに広げて行きましょう。





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町会議員  芝 和也


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