活動報告
- 新年度の予算案
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(演説する、市田忠義書記局長)
(紹介を受けているところです。)
昨日六日は二十四節季の一つ啓蟄でしたね。啓蟄とは、何方もよくご存じの通り冬ごもりをしていた虫が春の到来を感じて地中から這い出して来る時期の事ですから、春はもうすぐです。季節の春はじっとしていても毎年欠かさず必ず訪れますが、日々の暮らしもこれから始まる春のごとく、明るく暖かい物で有ってほしいですよね。そうした中身が貫かれる政治に向かって皆で力を合わせましょう。
この日は午後3時から、近鉄大和高田駅前で、市田忠義書記局長を迎えての私ども日本共産党の街頭演説会が開かれました。あいにく始まる直前から雨が降って来てしまいまして、濡れはった方もやはったかもしれませんね。ご参加の皆さんには、申し訳ありませんでした。前回、市田さんが来て同じ場所で開いた演説会の時も雨降りでしたから、われわれも「またやなぁ~」「誰が雨を呼んでるんやぁ~」との会話がしきりでした。演説会に先だって、今春行われる統一地方選挙に臨む議員らが紹介を受けましたので、その時の写真を一緒に載せときました。さて、お伝えしております川西町の三月議会ですが今週木曜日、十日の午前十時から始まります。重ねて案内申し上げます。
新年度の新たな取り組みですが、まずは吉報です。入院限定では有りますが、子どもの医療費補助の対象年齢がこれまでの小学校卒業までから中学校卒業までに引き上げられる事となりました。私が議員に選出いただいた20年前は、0歳児のみの対象でした。当時、子育て真っ最中の皆さん方から、助成年齢の引き上げに対する切実な思いと願いが寄せられました。まずは3歳児までの引き上げを提案した事から、町議会でのこの取り組みに対する当時の町長との議論が始まりました。以来、20年間やり取りを重ねる中で、2歳まで、3歳まで、就学までと徐々に対象年齢が引き上げられて来ましたが、これらは、県としての取り組みが実施された事に伴っての取り組みでした。引き続き、町としての取り組みを求めて町長とは議論を重ねて来る中、一昨年の町長選挙の時に争点の一つとなり、結果、その年の秋から、町単独で小学校卒業までに引き上がり、そして、新年度から義務教育終了までにこぎつけました。ただ、通院については、今のところ議員全員の理解がまだ得られていませんので、道は決して平たんでは有りませんが、実施に向けて引き続き頑張り続けます。お力添えよろしくお願いします。また、ご意見もお聞かせ下さい。
それから、昨年から始まった取り組みにヒブワクチン接種補助が有りましたが、この分野でも新たな取り組みが見られます。
ワクチン関係では、ヒブワクチン以外にも、肺炎球菌ワクチンと子宮けいがんワクチンへの補助制度に取り組む事を、この間求めて参りました。町長自身も否定はされていませんでして、前向きに検討する考えは示されていました。相前後して皆さんの世論と運動が政府を動かしまして、昨年秋の臨時国会において国が予算化した事により、一気に取り組みが進みまして、ヒブワクチンに加えて、肺炎球菌ワクチンと子宮けいがんワクチンの接種に対する助成が今年の2月から始まりました。今のところ、肺炎球菌は小児用にとどまっていますので、高齢者に対しても取り組みを広げるよう引き続き求めて行きたいと思っています。
負担増では、下水道の使用料が㎥当たり96円から105円へ9円引き上がります。維持管理に対する費用として、皆さんにお願いするとの説明です。
取り組み全体では、徐々にではありますが、皆さんの意を汲み願いに応える地方自治体の取り組みの充実発展がみられる予算としての姿になって参りました。今日の政治の閉塞感をどう取り除くかが大きく求められる中、自治体の果たす役割は住民に一番身近な行政だけあって一際大きく求めらている事は否めません。
根本は、政治の中身の問題としてお金の使い方と集め方に有ります。国であれ地方であれ、政治の原資は皆さんの納めた税金です。要は、皆さんが納めたこの税金を誰のために使うのかが問われている中身です。
私は、この間、住民参加のまちづくりとして、町長等が自治会単位に町づくりに関する懇談会を開いて、皆さんの意を組み願いに応える政治の取り組みを求めているところです。こうした懇談会を通じて住民の皆さんと行政とがお互いに共通の情報と認識の下に意思の疎通を深め知恵を出し合って、よりよい町づくりを目指す事を求めています。納税者の目線に立った行政の確立に徹する事を引き続き求めて頑張って参ります。これからも大きなお力添えを、また、忌憚のないご意見をお聞かせ下さい。よろしくお願いいます。
ぜひ、ご意見・ご感想をお聞かせ下さい。
川西町議会議員
芝 和也