活動報告
- 踏切
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今日、17日で川西町の6月議会が終わりました。と、言いましても今議会は、初日と今日のわずかに2日しかないんですが。で、その2日目にして最終日の今日は、補正予算の審議などが行われ、提出議案に対する討論を打って、採決がなされました。提出案は、私も含めて全議員の賛成で原案通り可決された次第です。
この議会の模様を皆さんはどう思わはります。まぁ、議会は会期や審議時間が長ければ長いほど良いと言う物でも無いと思いますが、皆さんから付託を受けている我々議員の活発な議論がなされれば必然的に審議時間もそれなりにかかりますから、会期もおのずと膨らむ事につながります。
川西町議会の場合は、ここら辺がええように言えば、非常にスムーズに運んでいると言う事になりますし、逆に言えば、非常におろそかになっているとも言えると思います。皆さんは、どう感じはりますか。正直な気持ちや感想を忌憚なくお聞かせ下さい。よろしくお願いします。
何れにしましても、私は、議会は審議を尽くす所と思っていますので、各々の議員がその審議をするかどうかは、その議員によると思いますが、審議のための時間は保障する事が大切だと思っています。そう言う点では、川西町議会の現在の本会議での質疑回数は2回に制限されいますから、これは何ぼ何でも改める必要が有ると思います。しかし、私の一存で変えられる訳もありませんので、その改善に向けて同僚議員の皆さんにも図り、理解を求め、また、得られるように理を尽くして働きかけながら、前進に向けて頑張って参る決意です。
さて、6月補正で新たに組まれたのは、庁舎の雨漏りの修繕と、国庫補助が付いた事により、川西町のブランドねぎであります『結崎ネブカ』の皮むき機の購入助成、それから文化事業予算の組み替えなどが行われました。後は、4月の人事異動に伴う人件費の補正と言う事になります。
私は、今日の審議で、結崎駅の南北両側に有る踏切の拡幅に向けた取り組みについて、町長の姿勢を質しました。
これまでから、この踏切については皆さんご存知の通り幅員が中途半端で、車どうしすれ違うのも、結構、困難を生じていましたし、歩行者が渡るときにも、特に南側の踏切では支障をきたす状況で、車両と歩行者双方が気を付け合ってはいるものの、朝夕の往来が激しい時などは、危うい場面も往々にして起こってもいるので、踏切の幅員拡幅と歩行者用スペースの確保が求められています。
そこで、道路の拡幅整備が踏み切りより西は完了している事からも、今後の東側の計画も含めて、今年度に取り組む町の総合計画に盛り込むと共に、踏み切り道の拡幅を手掛けて行くよう求めた次第です。
町長も今日の議論を通じて、拡幅については自身も必要だと認識をしているし、これまでも近鉄とも協議を重ねてきている問題なので、よく承知しているとして、出来るだけ早く拡幅できるように協議等を重ね、費用負担の問題も含めて実施につながるように努めたい旨の意向を明らかにしはりました。
この南北両方のの踏切拡幅問題は、私が始めて議会に送っていただいた時点で既に住民要望が出されている問題でして、町当局としても、前町長の時から近鉄とも交渉を重ねてきている問題なんですが、未だに進展が見られません。要は、費用負担をだれがするかで話は大きく変わってくる問題だと思います。
私ども日本共産党の奈良県地方議員団としても、また日本共産党の近畿ブロックなど国会議員事務所を通じても近鉄との交渉を何度か持っていますが、先方からの回答は、踏切は少しでも減らしたいとのことで、駅構内の踏切も廃止して駅舎の橋上化や地下化の計画を進めている事を示してきますが、要は、さっきも言いましたように、お金をだれがどの程度負担するかで話は決まると思います。ですから、近鉄として拡幅に難色を示す理由はいろいろあったとしても、「工事費を自治体が負担してくれはんねやったら、何ぼでも応じまっせ」と、きっと言わはるだろうと思います。ネックはこれに尽きると私は思っています。何せ、近鉄と言う字は、近寄ると金を失うと書きますもんね。近鉄さんからは「そんな事あらしませんで、無茶苦茶言わはりまんなぁ」と、しかられるかも知れませんが…。申し訳ありません。
何れにしましても、この踏切を渡る者にとっては、ドライバーにしても歩行者にしても支障を来している事には間違い有りませんので、線路を横切る道路の管理者である、南側で言えば川西町が、北側で言えば奈良県が鉄道事業者である近鉄としっかり交渉して、お互いの協力で一日も早く拡幅されるよう、私も皆さんと一緒に力を合わせて自治体の予算化も含め、その解決を求めて引き続きがんばって参ります。
ぜひ、ご意見・ご感想をお聞かせ下さい。
川西町議会議員
芝 和也