活動報告
- 大自然
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先週、「梅雨末期の雨には注意しましょう。」と書かせてもらいましたが、そのとたん山口県から九州北部に掛けての地域を大雨が遅い、甚大な被害がもたらされてしまいました。犠牲になられた皆さんの冥福をお祈り申し上げると共に、被害にあわれた皆さんには心からのお見舞いを申し上げます。ひとたび自然の猛威にさらされますと、なすすべもありませんが、気象予報には注意を払い、避難勧告を待つまでもなく、いち早く避難所へ移動する事を教訓とするべきと痛感しました。立地条件等、普段からよく把握して、想定される被害に備える事が一番です。くれぐれもご注意くださいね。
それから、日本の陸地で観察できたのは四十六年ぶりと言う、皆既日食ですが。皆さんは、ご覧になりましたか。当日の県内はうす曇りで場所にもよると思いますが、川西町の上空は薄い雲に覆われていたようですので、直接の観察はできなかったようなんです。実は、私はその日は別の場所におりましたんで、実際のところは分かりません。それでも、雲の合間から見え隠れする太陽を通じて、観察はできたとの話も聞いています。次は、26年後の9月2日だそうです。その時も、奈良県では今回よりはきわどいですが、北陸を中心に皆既になるようですから、部分日食のようです。
今回、日本で最長の日食時間になるトカラ列島の悪石島に出向かれた皆さんは、本当に残念でしたね。準備万端その瞬間を待ちかまえておられたのに、直前に土砂降りで、おまけに体育館へ避難措置が出されたようですもんね。思い出は思い出として残るでしょうが、中身は大分違いますよね。
その日、実は私は妻の夏休みに合わせて沖縄県宮古島市の伊良部島に出かけていたんです。日食観察ではなくてダイビングになんですが。で、こちらは好天でして、一本目のダイビングを終えてボートに上がってきた時が丁度その時間帯でして、その事が頭に入ってるせいかどうかは分かりませんが、辺りは、日差しが柔らかくて、海風も有りますから、焼けつくような日照りは無くて爽やかでした。あいにく日食グラス等の観察用具を持ち合わせていませんでしたので、月の陰に入ってほぼかけている実像を直接観察する事はできませんでしたが、ボートの床に目をやると、屋根を覆っているテントの穴を通った光が見事な三日月模様になっているのを確認できました。
次は、26年後の9月2日だそうですが、この気象現象にも関心しますが、それを計算している人類にも関心ですよね。関心次いですが、関西で完全に皆既日食が観測できたのは、直近が1852年の12月11日だそうです。で、次回、関西で完全な皆既状態を観れるのは、何と900年ほど先の、2947年10月29日だそうです。そのころはどんな世の中になっているんでしょうね。
ぜひ、ご意見・ご感想をお聞かせ下さい。町会議員 芝 和也