活動報告
- ヒブワクチン補助始まる
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12日から3月議会が始まりました。今議会には、新年度の一般会計や特別会計の予算案等、全部で24議案が提案されています。
子育て中のお父さんお母さん、朗報です。子どもの細菌性髄膜炎の要因になっているヒブ菌に対応するヒブワクチン接種への助成措置が予算化されています。このワクチンは、現在任意接種のため、自費での接種ですが、このまま予算案が通れば新年度からは、4歳までの子どもさんを対象に、上限3000円の助成措置が実施されることになります。よかったですね。
この助成については、昨年の9月議会の一般質問で取り上げ、町長と議論し、実施を求めていた問題です。その時は、健やかな子どもの成長を願う親御さんの願いに応える意味で、副作用の問題等慎重に見極めて検討する旨、返答がありました。その後、11月の臨時議会で職員の人件費削減(約2000万)が実施されました。私は、これを財源にして暮らしに生かすよう更に求めました。町長からは、22年度の予算に生かす旨の意向が表明されていたものです。
この間の、川西町の子育て支援策の取り組みの新たな動きとしては、昨年10月から入院に限ってですが、医療費無料化の対象年齢が小学校入学前から卒業までに引き上げらています。それから、幼児用二人同乗自転車の購入補助(上限3万円)が始まっています。そして、この4月からは、冒頭にお伝えしたヒブワクチンの助成措置が実施される予定です。財政的に厳しい事情を町としては強調しますが、それは、住民の皆さんも同じです。私は、しんどいのは住民も同じと言う視点に立って行政がしっかり働くよう、皆さんの願いにこたえ、暮らしを応援する自治体として歩む川西町に向け、微力ながら取り組みの提言に努めているところです。
この間の川西町の一連の取り組みでは、こうした住民の皆さんの切実な願いに応える自治体の決意の現れが窺えます。私は、こうした町の姿勢を自治体本来のあり方として高く評価するものです。これからも、皆さんの願いにこたえる町政となるよう、お寄せいただいているご要望を取り上げてがんばります。忌憚のないご意見、何なりとお聞かせください。よろしくお願いします。
さて、3月議会ですが初日の12日は、一般質問。所信演説と提案説明。陳情のあった意見書3本の採決等が行われました。
今般の一般質問で私が取り上げたのは、住民のふところを温め、景気を浮揚させる事が自治体の今日的な責務として、地域経済の活性化に向けて住宅リフォーム助成と、予防保険事業の強化に向けて子宮けいがんのワクチン補助を求めました。
住宅リフォーム助成では、町の財政状況が非常に厳しいとして、こうした取り組みは県や国など広範囲の取り組みになるように望んいる旨の答弁が。子宮けいがんのワクチン補助では、10代前半の女性が対象になることからも、保護者を含めて、病気に対する正確な理解と正しい知識を持ってもらって、しっかり検診を受けてもらう事から始めて、全体の取り組みを検証しながら、取り組みたいとする旨の答弁がありました。引き続き実施に向けて働きかけていかねばなりません。皆さんのお力添え、よろしくお願いします。また、ご意見もどしどしお聞かせください。
それから、陳情のあった意見書提出の要望は、奈良県農民連から「EPA・FTA推進路線の見直しを求め、日米FTAの推進に反対する意見書」が、全日本年金者組合奈良県本部から「消費税によらない最低年金制度の実現に関する意見書」が、日本労働者協同組合連合センター事業団関西事業本部から「共同労働の協同組合法の速やかなる制定を求める意見書」の3本です。何れの意見書も陳情者から提示された案文そのままで、出席議員全員の賛成で採択し、内閣総理大臣はじめ関係閣僚に送致されました。
ぜひ、ご意見・ご感想をお聞かせください。
川西町議会議員芝 和也