(宿から名護湾越しに本部半島を望む)
(見事なエメラルドグリーンの海)
(正面の本部半島の向かって左先端に沖縄・美ら海水族館が有ります)
1週間、あっと言うまですね。毎日暑い日が続いていますが、元気にお過ごしですか。暑さ対策としては、皆さん、様々に工夫されている事でしょうが、人が持って生まれた体温調整機能を働かせるには、夏は暑いのが当たりまえですので、出来るだけしっかり汗をかく事が大事なようですよ。で、水気と季節の食材をしっかり採って、自然の摂理に応じる事がなにより必要な事の一つのようですよ。
さて、妻の職場では、7月から9月の3ヶ月間にそれぞれの都合に応じて夏休みがとれますので、それを利用して、先週、月曜日~木曜日にかけて沖縄本島方面に一足先に夏休みに行ってきました。
毎年、夏休みは沖縄県の何処かを訪れているんですが、本島地方を訪れるのは三年ぶりです。大方の目的はダイビングになるんですが。最近、温暖化の影響もあって、今年訪れた恩納村でも水温の上昇によるサンゴの死滅が目立っています。サンゴは見た目も鮮やかですが、水の浄化作用もあるようですし、何と言いましても二酸化炭素を取り込んでくれる事が大きな働きです。温暖化は、我々人間の活動によって大気中の二酸化炭素の比率が高まって生じている現象です。太古の時代から地球の営みが作り出した、現在の地球の大気のバランスが少しでも崩れるとえらい事になるそうです。地球が40億年ほどかけて築いてきたこのバランスを我々人類が、わずかここ100年程で崩しつつ有るわけですからその罪はものすごく大きいですよね。
その二酸化炭素の排出が地球の温暖化を招き、水温の上昇によって二酸化炭素を植物の比では無いくらいにしっかりと取り込んでくれるサンゴを死滅させてしまう要因になっているのは、何とも痛ましい限りです。サンゴが環境に果たす役割は無くてはなりませんし、人間の勝手ですが、癒しのためにもサンゴは大切です。
環境への役割は今述べたとおりですが、小魚などが生育するための楽園としてもサンゴは欠かせません。皆さんも水族館に行かはったら、サンゴ礁の魚たちの展示などを目にしてはると思いますが、ダイバーが目にする光景はその比では有りません。その光景を初めて目にした時、思わず息をのむくらいの感動をダイバーならだれもが覚えるほど素晴らしい光景です。それが、サンゴの死滅により目にできないのは残念なことですし、一抹の寂しさを覚えずにはいられない光景が今の状態です。
実際はどうか分かりませんが、私が出会うダイバーは圧倒的に女性が多いですし、職業は何故か看護婦さんが多いです。で、ダイビングの魅力を尋ねますと、皆さん「癒されるから」と言わはります。こうした癒しを求めるのは、男性より女性の方が多いんでしょか。そうとするならば、その癒しを求めてダイビングを始めはる人には、必然的に女性が多くなっているのかも知れませんね。
沖縄には結婚するまでは行った事が有りませんでしたので、沖縄のイメージとしては、ものすごく暑いところと思っていましたが、実際には沖縄の方が奈良の国中(くんなか:山間部と盆地部を分けて盆地部の事を指す大和の方言)に居るよりはずっと過ごしやすいように感じます。風も爽やかな海風ですし、気温も30℃前半までしか上がらないようです。聞くところでは、沖縄は海洋性気候なので、いくら照りつける太陽光が厳しくても、それによって熱せられた地表の温度が空気を温めるよりも、海上の空気によって冷まされる方がはるかに上回っているので、奈良の国中(くんなか)や本州の内陸部のような37℃~39℃と言うような気温には達しないとの事です。
気温はこう言う事ですが、日差しは比べ物にならないくらいに厳しいです。屋外では、直接太陽に肌をさらす事は絶対に避けた方が良いですよ。海に行かれる方は、長袖のラッシュガードは必需品ですからね。お忘れなきように。
私が沖縄でのんびり過ごしていた時、テレビのニュースでは、本州各地で連日熱中症で倒れる方が相次いでいる事が伝えられていました。皆さん、くれぐれもご自愛くださいね。で、さっきも言いましたように沖縄では、直射日光さえ浴びなければ十分しのげる暑さですから、この調子で温暖化が続くようであれば、そのうち夏の沖縄が、「避暑地の一つになるのと違うかな?」と、ふと思った今年の夏休みでした。
ぜひ、ご意見・ご感想をお聞かせ下さい。
川西町議会議員
芝 和也