活動報告
- 北極星
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大分夜明けが遅くなって来ましたね。皆さんは何時頃に目覚めはりますか。私は、「しんぶん赤旗」の配達をしている関係で、木、金、土の三日間は、午前3時45分に目覚ましをセットしています。
身支度を整え3時55分くらいに家を出ますと、10月のこの時期は、辺りはまだ真っ暗ですから、晴れていれば満天の星空が出迎えてくれます。何とも気持ちの良い瞬間です。今日の月は既に西の空に沈んでいますから、一週間後の満月に向かってどんどん大きく明るくなっている月に影響される事無く、きれいな星空を見る事が出来るんですが、今日は、少し雲がかかっているのか満天に輝く星空とは言えませんでした。ですから、この時間ほぼ南中点付近にある冬を代表する星座のオリオン座が、少しかすんでぼんやりと見えていました。
私は、あまり星座には詳しくは有りませんが、このオリオン座とそれから北の空にある大熊座の一部の北斗七星とカシオペア座くらいはそんな私でも分かります。後、北斗七星とカシオペア座の関係で、北極星も分かります。北半球に暮らす者にとっては、この星、大きな存在ですよね。昔、ニュージーランドに行った時に南十字星を見た記憶が有りますが、「ほんまや!十字や!」とはなりませんでしたから、さっきの三つの星のようにはっきりとわかる存在では無かったんでしょうね。この点では、北半球に暮らす者の方が、若干恵まれているのかも知れません。でも、南半球を旅する人は南十字星が。北半球を旅する人は北極星が。方角を示す目印になりますから、羅針盤が無かった時代からもこれらの星は大切な役割をはたして来た事でしょう。
南十字星の見つけ方は知りませんが、北極星は、結構簡単に見つけられますよ。何方も小学校の時に教わった記憶がよみがえってくると思いますが、季節を問わず北の空を見てもらったら、まずは、ひしゃくの形をした北斗七星かアルファベットのMかWの形をしたカシオペア座が見つけられると思います。このどちらかを見つける事が出来れば後は占めたもんです。北斗七星からは、ひしゃくの口のあいている方へ、そのひしゃくの外側のふちを5~6倍くらい伸ばして行ってもらうと、明るく輝く星が有るはずです。カシオペア座から行く場合は、アルファベットのMに見ても、Wに見てもどちらでも構いませんが、左右どちらかの外側の星をつないで、Mなら頭の方へ、Wなら谷のほうへ伸ばします。次にもう一方も同じように伸ばして行くと、最初に伸ばした線と交わりますね。その交点と残った真中の星をつなぐ線をMなら頭の方に、Wなら下の方に5~6倍ほど伸ばします。するとこれまた明るく輝く星が見つかるはずです。その星がいつでも北に位置する北極星です。
オリオン座は夏場は見られませんが、北極星はもちろんですが、北斗七星やカシオペア座は、通年で北の空を見れば上下左右何処かの位置に浮かんでいますから、方位を確認する目印になるんですよね。ですから、東西南北が分からなくとも、ひしゃくの形をした北斗七星かアルファベットのMもしくはWの形をしているカシオペア座を見つければ方位の確認は何とかなりますよ。常に変わる事無く燦然と光り輝き北を指し示す北極星。何とも頼りになる存在です。
今日の政治や社会は、なんかベールに包まれていて、閉塞感を感じてはる方もいてはる事でしょう。そう言う中に有っても、常に住民の目線に立って、みんなが進むべき進路をしっかり指し示すそんな存在が必要ですよね。私も、どういう情勢に有っても、皆さんが歩むべき行き先を指し示せるそんな存在になれるように有りたいものです。
大それた事は言えませんが、皆さんと共に歩み続けながら常にそう有るように頑張ります。
ぜひ、ご意見・ご感想をお聞かせ下さい。
川西町議会議員
芝 和也