活動報告
- 住宅リフォーム助成制度
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今朝は昨日に比べて10℃以上も気温が下がって氷点下の冷え込みでしたね。暖かくなったり寒くなったりと、ここのところ日替わりで寒暖を繰り返していますので、服を脱いだり着たりと調整が大変ですが、こうした変化を見ていると、何となく春に向かって季節が進んでいる事を感じますね。
さて、皆さん吉報です。新年度から奈良県の制度として、個人住宅のリフォームに対して、一定の条件の下で助成を実施するための予算を組む事が発表されました。この予算案は、これから始まる県議会で可決されれば春から実施される見通しになります。取り組みの実施を私も求めていただけに、「おうっ!やったぁ!」と、言う感じです。きっと上田町長も歓迎してはる事と思います。
実は、川西町の地域経済の活性化策の一つとして、この手の取り組みを町として実施するよう上田町長とはこれまでも幾度となく議論を重ねてきた問題なんです。で、町長としては、制度の効果については大きな期待をしてはりまして、決して否定的な態度は示してはりませんが、川西町だけでの取り組みでは、町の規模があまりにも小さいために、生まれる経済波及効果の影響がそう見られないとして、県や国での取り組みを望む姿勢にとどまってはるのが、これまでの私との議論の到達点なんです。
この点では、国の住宅エコポイント制度も去年から始まっていますし、これからは、県の助成制度が取り組まれる事はほぼ確実ですから、町長の望む国や県での取り組みが始まりましたので、後は、町としての取り組みが有るのみです。一つ一つの取り組み額は、小さくてもそれが全体を覆えば決して馬鹿にはなりません。先進自治体の取り組みでは、投下した予算額の概ね20~30倍の経済波及効果を上げているようですから、奈良県予算案では、その額は8000万円をみていますから、波及額は16~24億円と言う事になりますので、大した額に上る事は間違いありません。これだけの工事額が県内で生じると言う事ですので、地域経済を活発化させる効果は絶大ですね。
景気回復の点で求められているのは、如何にして内需を膨らませて行くかに掛かっていますから、何を起爆剤に導入するかは様々ですが、住宅リフォーム助成制度の取り組みは、その一つとして大きく期待されるところです。より多くの地域に広げる意味では、全国の自治体での取り組みが大切ですし、それを確実に進めるには、国の取り組みが大きな影響を及ぼす事はかくじつです。皆さんは、如何お考えでしょうか。また、お聞かせ下さい。
この取り組みが、国、都道府県、市区町村の全てで取り組まれれば、個人負担の引き下げにも大きく効果を発揮しますから、景気の刺激策にとどまらずに、住民施策としては、くらし応援策として大きな役割を発揮し担う事に他なりません。折しも、川西町の給与所得者の平均年収はこの10年で100万円の減収ですから、応援策としてこの上ない事は間違いありませんし、大いに求められている今日的取り組みです。
ぜひ、ご意見・ご感想をお聞かせ下さい。
川西町議会議員
芝 和也