活動報告
- 質問通告と申し入れ
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今日十一日は、今月十六日から始まる六月議会の一般質問の通告期限でした。今回のテーマは、『自然エネルギーの活用対策』と『住民の足の確保策』についてです。
『自然エネルギーの対策』に関しては自治体レベルでの取り組みはまちまちのようで、全体としては、これからのところが多いように見受けられます。
地球温暖化をどう食い止めて行くかは、住民個々人の取り組みだけでなく産業界全体の取り組みが要る話ですが、この問題は人類が地球の長い歴史の中で、百数十年と言うほんの一瞬のうちに温室効果ガスを大量に蔓延させて、地球の大気のバランスを崩したことが原因なんですから、その始末をきちんと付けて、後世に住み続けられる環境を残し、引き継ぐためには、やはり今を生きるものの仕事以外にはありません。一つの国の中の地方自治体と言う小さな規模の取り組みかも知れませんが、手がけて行くことが求められている今日的意義になってくると思っているしだいです。
温室効果ガス0排出エネルギーとしての、太陽光、風力、水力等の自然エネルギーをしっかりと活用し、エネルギー源の切り替えが必要です。自治体としてできる施策を求めてがんばります。
また、『住民の移動手段の確保』については町内全域で要望が出ている課題です。特に、買い物と医療機関への足の確保が、公共交通のバス路線が廃止されている以上、必要な人からは切望されています。これまでの議論では、「定時運行のバスは過去の経験から難しいが、乗り合いタクシー等の活用は検討の余地あり」と、言うのが議会で示されている到達点です。
全国的にはすでに導入の始まっているデマンド交通システムなどをよく研究し、住民の願いに答える施策になるようがんばります。
以上の一般質問は十六日です。今回も質問者は私一人だけのようですから、質問は10時過ぎからになると思います。時間の許せる方は、ぜひ傍聴にお越しください。
続いて、町長に時間をとってもらって、今話題の後期高齢者医療制度について、その廃止に向けた取り組みを町長として関係諸機関へ働きかけてもらうよう、申し入れをして参りました。特に、上田町長は、奈良県後期高齢者医療広域連合議会の議員の一人でもありますので、広域議会で制度廃止の議決に至るよう働きかけてもらう事も合わせて要請して参りました。
町長としても、国の動きに注目しているようで、「とにかく年金暮らしの高齢者から、保険料を年金天引きで取る事自体、制度としては具合悪いと感じているし、保険制度である以上、みんなが一つの保険に入って運営せん事には、成り立つ物も成り立たんようになる」として、「今回の高齢者だけを別枠にするような仕組みは制度としてよくない」と、懸念を表明されておられました。
申し入れの趣旨は承知いただき、できるだけ要望に添えるように努力はしてみるとの返答を頂いた次第です。
ぜひ、ご意見・ご感想をお聞かせください町会議員 芝 和也