活動報告
- 春待月
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今年も今月を残すだけになりましたね。12月の到来とともに急に寒さがやってきたようですが、今週は、10月下旬並みの気温が続いていましたので、余計に寒く感じると言う事なのかもしれません。何れにしましてもこれから本格的に冬へと入って行くんですから、どちらさんもぬかりの有りませんように。
さて、1日。川西町の12月議会に向けた議会運営委員会が開かれました。今議会もこれまで通り、議案審査は本会議のみで審議が行われる事となり、常任委員会での審議は今議会も開会の見通しは今のところ立っていません。
上提案を審査する方法としては、いくつかあるようですが、普通は議案が提案される本会議での審査に加えて、福祉とか教育とか産業などのように分野別に分かれて設置されている常任員会でも審査をしている所が、現在の議会の大勢を占めているんです。物の基準として大勢を占めているからそれがええねんと言う事には何でも当てはまるとはなりませんが、議会の果たす役割からしますと、できんねやったら審議時間や審議の機会を設ける事はごく普通の運営やと私は思っています。皆さんはどう思わはりますか。
で、私としましては常々その旨議員の皆さんに提案をしているんですが、思いは及ばず、川西町議会ではまだまだその域には達していませんでして、本会議において議案審査をするのみにとどまっています。どちらが正解かとなるとどちらも正解と言う事になるかとは思うんですが、やはり議会と言う所は、議論を尽くして自治体の取り組みの中身や、予算の使い道を決めて行く所ですから、それからしますと、審議時間や審議の回数は可能な限り設ける方がその役割を全うできると思っているんですが、残念ながらなかなかそういう方向には歩み出しそうにないのが現状です。
現在の議会での発言に関する取り決めを紹介しときますと、政策提起などをする一般質問が、質問回数に制限は有りませんが、答弁も含め持ち時間20分です。それから、提出議案に対する本会議での質疑は、時間の制約は有りませんが1議案について2回にとどまっています。
結構、限られた時間ですので、これを有効に活用して進めて行くにはそれなりに能力が問われる所です。限られた中でどう答弁を引き出すのかは、苦労のいるところですが、同僚議員の皆さんは、この辺をどう捕らえてはるのかは承知していませんが、質問や質疑をする者は限られています。
こうした、審議時間が必要か否か。それは、質問する議員の側に関わる問題ですから、議員の側から活発に質問や提案を行い、議論して行こうとする意気込みが旺盛に起こってこない事には、なかなか前向いて動いて行く話にはならないなと私は感じっぱなしです。そう言う意味では、家の議会の場合はよそに比べればその度合いは多分薄いんでしょうね。
ちょっと違いますが、おそらく物を買う時にその商品について納得して買おうとするのが普通やと思うんです。その際、説明を聞く時間や回数に制限が有って、その範囲を超えてはならないとするような商売をしてはるお店が有ったとしたら、どうなんでしょうか。自分が訴えた裁判で、法廷で真相を究明する際に、質問が2回しかできなかったとしたら、果たして納得行く審理が尽くされたと言うふうに感じるんでしょうか。まぁ、いつになるかは分かりませんが、住民の皆さんから見て、結構議論が尽くされているなぁと、感じてもらえるような場となるように、議論の場の確立に向けて声を上げ続けて参ります。
ぜひ、ご意見・ご感想をお聞かせ下さい。
川西町議会議員
芝 和也