川西町議会議員芝 かずや

活動報告

万国の労働者、団結せよ!

 造幣局の桜の通り抜けが始まりましたね。ここのところ気温も一気に上昇し、月曜日までは連日夏日を記録する勢いです。こうなって来ますとぼちぼち心地よいを通り越して、「今日は暑いですな~」が挨拶になってきますね。体をならして暑さに対応して行って下さいね。

 先日、職場の環境改善を求める相談を受けたんですが、興味深い内容でした。そこは、食品関係の仕事場で結構管理が厳しいとの訴えです。防護服のようなものを来て、顔にはゴーグルをしてマスクを着用し、全身を覆って仕事に就くそうなんです。その性もあってめっちゃ暑く感じるそうなんです。そのため喉が渇くそうですが、恰好が恰好だけになかなか水も手軽には飲みにくいとの事ですし、休憩時間になると職制らしき人が時間を管理していてストップウォッチで測定し、作業に就くロスをチェックしているとの事なんです。ざっと、こう言う内容のお話でした。この方は、仕事に就いたばかりとの事で、この状態を職場の中でどれだけの人が不服に思ってはるかは分からないそうですが、調べてみる価値は有りそうですよね。尚、この職場には労働組合は無いとの事でした。
 それにしても、組合が有るのと無いのとでは、労働条件の交渉事などで経営陣にテーブルについてもらえるかどうかに大きな差が生じますし、働く者にとっては権利の行使がほとんど保障されてないのと同じですから、心細い話になりますよね。しかし、その労働組合の組織率は、厚生労働省の直近のデータによれば18.1%にとどまっています。この数字が示している事は、働いている人の8割以上が権利の行使を保証さていない現状に有ると言う事です。
 こうした中、労働法制の規制緩和がどんどん進められて、大きな社会問題になっている派遣や請負、契約社員にパートなどの非正規雇用の労働者がどんどん膨らんで、働く人全体の37.8%にまで急増してきた問題がはらんで来ています。なんにもしなければ、事態を改善させる事は到底起こりませんが、今、全国で働く皆さんの団結が始まっています。そして、その力で人を物のように扱い、使い捨てにするようなこんな働かされ方に対して、反撃が起こり始めています。全国の120を超える職場に新たな労働組合の組織化が始まるとともに、既存の労働組合に新たに加わる動きが広がり、雇用破壊に反対するたたかいが大きく立ち上がってきているんです。
 働く者の団結こそ何よりの力ですしその保障に他なりませんよね。「万国の労働者、団結せよ!」をスローガンに、力を合わせて要求の実現を成し遂げるまで頑張りぬきましょう。私ども日本共産党も、こうした運動に連帯して、人間らしく働ける「労働のルール」つくるために、力一杯がんばります。










ぜひ、ご意見・ご感想をお聞かせ下さい。
町会議員 芝 和也

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