活動報告
- 後期高齢者医療制度
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四月一日になりますと、今年で言えば全国的に不満と怒り渦巻いている、あの後期高齢者医療制度が始まる日になります。
満七十五歳以上の人全員が対象で、これまで加入していた医療保険(組合健保や国保)から強制的に外されて、家族や夫婦であっても別の医療保険へ強制加入になります。しかも、この保険はこれまでと医療保険制度の仕組みが食い違い、どんなに所得が少なくても保険料が課せられますし、受けられる医療にも制限が加わりますから、非常に居心地の悪い制度になっています。そして、保険料は全員に均一に被さる均等割額(三万九千円)と所得に乗じて被さる所得割額(百分の七.五)の合算からなります。所得が無ければこの所得割はかかりませんし、均等割りも法律で定められた減免措置を受けることができますが、その際の基準額の算定に世帯主の所得が含まれますので、たとえご本人に所得が無くても、扶養義務者など世帯主に所得があれば(これが普通)この減免措置が受けられなくなります。
このように七十五歳になったら強制加入で、その所得は、本人のみでなく世帯主と合算になる仕組みですから、重い保険料負担となる制度です。ただし、この世帯所得の賦課基準日が四月一日ですので、その前日までに世帯分離の手続きを役場で済ませておけば、ご本人のみの所得で計算されますから、現在国保加入者で世帯主で無ければ、この手続きを追われたほうが保険料を抑えることが出来ますよ。期限は今月末日です。
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川西町議会議員 芝 和也