川西町議会議員芝 かずや

議会報告

平成20年川西町第二回定例会(6月議会)2008年6月16日~6月19日

提出議案

承認第1号
 平成19年度一般会計補正予算の先決処分について
承認第2号
 平成19年度川西町国民健康保険特別会計補正予算の専決処分について
承認第3号
 平成19年度川西町老人保健特別会計補正予算の専決処分について
承認第4号
 平成19年度川西町介護保険事業勘定特別会計補正予算の専決処分につ
 いて
承認第5号
 平成19年度川西町介護保険介護サービス事業勘定特別会計補正予算の
 専決処分いついて
承認第6号
 平成19年度川西町公共下水道事業特別会計補正予算の専決処分につい
 て
承認第7号
 平成20年度川西町老人保健特別会計補正予算の専決処分について
承認第8号
 平成20年度川西町住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算の専決処
 分について
承認第9号
 川西町税条例の一部を改正する条例の専決処分について
承認第10号
 川西町国民健康保険税条例の一部を改正する条例の専決処分について 
議案第31号
 平成20年度川西町一般会計補正予算について
議案第32号
 平成20年度国民健康保険特別会計補正予算について
議案第33号
 平成20年度川西町老人保健特別会計補正予算について
議案第34号
 平成20年度川西町介護保険事業勘定特別会計補正予算について
議案第35号
 平成20年度川西町介護保険介護サービス事業勘定特別会計補正予算に
 ついて
議案第36号
 平成20年度川西町後期高齢者医療特別会計補正予算について
議案第37号
 平成20年度川西町住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算について
議案第38号
 平成20年度川西町公共下水道事業特別会計補正予算について
議案第39号
 平成20年度川西町水道事業会計補正予算について
議案第40号
 川西町手数料条例の一部改正について
議案第41号
 奈良県後期高齢者医療広域連合規約の変更について
同意第1号
 川西町固定資産審査委員会委員の選任について
同意第2号
 川西町公平委員会委員の選任について
諮問第1号
 人権擁護委員候補者の推薦いついて
同意第3号
 監査委員の選任について
発議第2号
 川西町農業委員会委員の推薦について



 以上の各議案が提出されました。



 まず、10本の承認案ですが。これは、町長が議会議決を経ずに町長権限で先に処理をした先決案件でその承認を求めるための議案です。承認案の1号から6号までの19年度の補正予算ですが。これは、3月議会終了後、3月31日までの間に確定した税収を処理したものと、各事業の清算にともない、余剰額を減額調整し、3月31日の年度末を持って処理をした承認を求める議案です。
 7号と8号の20年度の特別会計の補正予算は、過年度の清算金が入ってきたので、それを前年度に繰り上げて5月30日付けで処理されたものです。
 それから、9号と10号の二本の条例ですが。これらは、3月議会終了後に地方税法が国会を通過したので、4月30日付けで処理されたものです。このうち町税条例改定の中身は、持家等の省エネ改修をした場合、一定の要件を満たす物について、減税策を講じる事などです。国保税条例の方は、4月1日から導入された後期高齢者医療制度への国保からの支援金を作るために、それまでの医療費の内訳を国保分と支援金分に分けるために保険料率等の変更処理を行ったものです。
 今回の先決案件は、何れも直接住民負担増へと結びつくものではないので、すべて承認をしましたが、町長の権限として議会にかけずに先決処理し、事後承認を受けることは法律上認められてはいますが、それは、あくまで速やかな事務処理が必要で、かつ、議会を開く暇がないと判断される場合に限定されている権限ですから、こうした先決処理の乱用は、決して好ましくはありません。実際には行われませんでしたが、今回ですと、3月から5月の3ヶ月間は、町長は毎月議会を招集する必要が有った事になります。さかのぼれば、川西町でも住民負担につながる条例案等を先決処理した例も有りましたので、その時は議会軽視として厳しく町長の姿勢を正しました。町長も先決処理については、事務的な物についてのみにするとし、できる限り議会にかけることを表明されています。これからも、こうした観点から、きちんと議決を経る事を怠らないように仕向けて行かねばなりませんし、住民のみんさんの監視の目も大いに注いでいただきますようよろしくお願いします。


 次に、提出議案についてです今般の議会では、平成20年度の一般会計並びに特別会計の補正予算、9本が上程されました。何れも、4月1日付の人事異動による人件費関係の補正と、地域集会所の建設補助金や通学路の整備、制度変更に伴う医療保険関係のシステム改修費など、事務を進める上で必要な予算を確保しようとするものであり、補正内容については賛成いたしました。
 ただ、来年度からの実施に向けて、川西町では可燃ゴミと、不燃・粗大ゴミの有料化の計画が図られており、その実施方法等について検討が進められています。
 これまでの方針は、ゴミの減量は、細分化することによって資源化を図り、その事で、焼却ゴミの総量を減らして行くと言う事で、有料化については示されていませんでした。この点、なぜ方針を変更したかを質しましたが、出て来た答えは、負担の公平性とゴミの減量化を図るという事で方針の変更は無いとの事でした。
 川西町では、住民の皆さんの協力により、資源ゴミの分別収集が実施されており、焼却ゴミの総量はすでに減少して来ています。より、減量に力を注ぐのならば、ゴミ袋の有料化などではなく、住民に徹底されつつある分別意識を一層深めるように周知する方向こそ自治体の役割と考えますし、また、現在焼却処理されているゴミから紙類を取り除く新たな分別のシステムを作れば、さらに減量化を進めることが考察されますから、そうした方向に方針を転換するよう再考を申し述べたしだいです。
 このゴミ袋の有料化計画については、すでに自治会長さんには5月26日に役場で説明会が開かれていますので、各自治会において報告会等がなされると思いますが、今回の説明会においては意見と注文は有りましたが、ゴミ袋有料化には概ね了承を得ているとの事です。県下の自治体でもゴミ袋の有料化は大勢になっていまして、磯城郡でも残っているのは現在川西町のみとなっています。ゴミ袋の有料化や回収方法など、取組の中身について皆さんのご意見をぜひお聞かせ下さい。
 なお、袋代は当サイトの三月議会報告でお知らせして有りますように、1リットル一円になるようです。大きさや種類については、現在検討中で、まだ決まってはおりません。案としては、三ないし四種類にして、大(45リットル)・中(30リットル)・小(15リットル)の袋と、生ゴミだけを出せるような手さげ用の小さい袋を導入するなどが検討されているようですが、どのようになるかは現在のところ未定です。
 後、2本の条例案でありますが。手数料条例については、法改正に伴う条例の文言整備です。後期高齢者医療広域連合規約の変更は、現在、広域連合長、副連合長は奈良市長と郡山市長と河合町長の3名ですが、何れも首長さんですから、普段はそれぞれの役所で職務に就いておられますので、広域連合には不在です。そこで、これを補うために、常駐する責任者として、副連合長をもう一人加えるための規約変更です。二本とも必要な処置と判断し賛成をしました。
 残りの人事案件については町長の提案通り同意しました。


 今議会に提案された諸議案は以上のとおりで、全議案とも全会一致で原案可決となりました。







ぜひ、ご意見・ご感想をお聞かせ下さい。
町会議員  芝 和也

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