川西町議会議員芝 かずや

議会報告

平成20年川西町9月議会総括質疑 2008年9月10日
<span style="font-size: large"><span><span><span><b><span style="color: #0000ff">取り上げた問題</span></b></span></span></span></span><span style="font-size: medium"><span><span><b><span style="color: #0000ff"><br /> </span></b></span></span></span><span style="font-size: small"><span><b><span style="color: #0000ff"><br /> </span><span style="font-size: medium"><span style="color: #0000ff">*町財政の見通し<br /> *人権教育地区別懇談会の見直し<br /> *水道料金問題<br /> *町立学校の積立金問題<br /> *住民税の年金天引き問題</span></span><br /> </b></span></span> <div style="text-align: center"><span style="font-size: large"><b><br /> <br /> <br /> </b></span></div> <div style="text-align: left"><span style="font-size: large"><b>*『町財政の見通し』について</b></span></div> <br /> <br /> <b><span style="font-size: large">問い</span></b><span style="font-size: large"><br />  この間、国の三位一体改革以来、本町の財政事情も厳しさが増し、「財政非常事態宣言」や「集中改革プラン」等を打ち出し収支の均衡に努めているが、住民には負担を強いる結果を生んでいる。19年度は地方税と国税の配分率が変更され、住民税だけを見れば単純に倍に膨らんでいる。住民からは、「税金はようけ払てんのに、何で他でも負担が上がんのん」と言う声が、あちこちで上がっており、これが実態だ。<br />  決算を閉じるに当たって、今後の交付税の減少の見込みなど、収支の見通しと当面の財政対策の方途を伺う。<br /> <br /> <b>答え(理事)</b><br />  18年度までは、厳しい中にも基金を使わずに何とかこなして来れた。19年度は、繰越金の減少が現れた事や後期高齢者医療制度等への新たな経費の支出も生じた。結果、決算としては非常に厳しい物となった。<br />  今後は、この動向の改善を見込む事は厳しく、納税義務者の減少も進む事が認められる。交付税参入も5%程度の減少が続くものと考えられる。歳出では、節減には取り組んでいるが、必要な経費も新たに発生していることから、まだまだ必要と見込まれ、事務の精査など取り組みが一層必要と考えている。<br /> <br /> <b>問い</b><br />  国の制度変更に伴い、新たな経費の増大もあり、それに応じた収入が伴わずに非常に厳しい傾向との事である。限られた財源をどう使うのか。収入に応じた支出の問題提起などもなされているが、魅力ある町づくりなど、川西町のセールスポイントを創造し、みんなが集まってもらえる施策の実施で人口増も考慮した税源確保や、何が不必要かの見極めが必要だ。それらを踏まえた取り組みを求める。<br /> <br /> <b>答え(町長)</b><br />  収入に応じた支出を講じて行く事は大切だと思っている。この間、住民負担を強いる事が非常に多い時期でもあり、医療費等も非常に上がって来たが、一般会計としては、負担を強いるのもこれがピークかなとも思っている。今後は人口増も視野に入れて考えて参る。今は、自治体の我慢比べかなとも思っている。<br /> </span><br /> <br /> <div style="text-align: center"><span style="font-size: large"><b><br /> <br /> <br /> </b></span></div> <div style="text-align: left"><span style="font-size: large"><b>*『人推協・地区別懇談会の見直し』について</b></span></div> <br /> <b><span style="font-size: large">問い<br /> </span></b><span style="font-size: large"> 同和問題をはじめ人権意識や人権感覚は30数年来の積年の取り組みで、今日、社会全体に広く定着してきている。これに関して行政としても一定評価はしているものの、一方で、不十分な側面もあるとして、地区別懇談会をはじめ人権講座や学習会の場を提供し、今後も取り組みを続ける意向を示しているが、有志や各種団体などが自発的にそれらに取り組む事を妨げる必要はないが、行政がこれらの場を提供し、参加を促すなどは、事の性質からしてそぐわない。積年の取り組みの成果を踏まえ、改める気はないか。<br /> <br /> <b>答え(教育長)</b><br />  人権問題に関しては、教育や啓発の推進は公共団体の責務と位置付けられ、法律で明記されている。これに基づいて実施することが必要だ。<br />  人推協は、自治会など町内の各種団体で構成されている大きな組織であるから、相互の取組であるので大切なものと考えている。ご指摘の社会全体への定着については、認めているものの、人権事象については、ネットへの書き込みなど、新たな分野に及んで来ているので、今後も取り組む必要性を感じている。<br /> <br /> <b>問い<br /> </b> 人権問題の理解に関して、社会全体に定着してきている事に関しては認めるものの、新たな事象の発生に対応するべく、今後も取り組むとの事であるが、人権問題に関して、行政が講座や学習の場を提供し、これはええがこれはあかんなどは、決める事は非常に難しいし、そんな見極めはできる物では無い。これまでの取り組みで、こうした民主的な感覚が定着してきているわけで、それらを踏まえて取り組みは改める事が大切だ。<br /> <br /> <b>答え(町長)</b><br />  人権教育はピーアールが必要。同和問題に関する理解は、積年の取り組みで相当理解が深まり、大きな成果も有ったと思っているが、今は、新たな事象として、ネットを通じて子どもや、高齢者などにも影響が及んできている。こう言う事は、地域の皆さんにもピーアールし学習会の必要性も感じている。</span><br /> <br /> <br /> <br /> <div style="text-align: center"><span style="font-size: large"><b><br /> <br /> <br /> </b></span></div> <div style="text-align: left"><span style="font-size: large"><b>*『水道料金問題』について</b></span><br /> &nbsp;</div> <br /> <b><span style="font-size: large">問い</span></b><span style="font-size: large"><br />  水道料金の引上げに伴い、節水の機運が高まり水の有効活用にはつながっているが、売れ行きは伸び悩み経営的には当初見込みに対して減収になっている。この結果をどう受け止めている。<br /> <br /> <b>答え(水道部長)</b><br />  この間、段階を追って料金を改定してくる中、平成10年以来使用水量が減少傾向にある事は承知しているし、重く受け止めている。これにより、経営悪化が予測されるので、機構改革を実施しながら住民各位にはさらなる負担が掛からないように、経営努力に努めたい。<br /> <br /> <b>問い<br /> </b> 節水の定着は、水資源の有効活用につながり望ましい事だが、住民が節約努力をすれば料金収入は目減りし、経営悪化を招く。それを防ぐべく料金の引き上げに踏み切れば、住民負担が膨らむ。この関係は一つの矛盾である。この矛盾、どう考えているのか。<br />  住民の必要に応じた供給をしながら、経営安定の方途として料金の従量式や会計処理の方法変更など、検討の余地はないのか。<br /> <br /> <b>答え(水道部長)</b><br />  節水をすれば料金が引きあがるのはたしかに矛盾である。住民の努力が報われる料金体系にしていきたい。使用水量に応じた方向で算出できるよう検討していきたい。</span><br /> <div style="text-align: center"><span style="font-size: large"><b><br /> <br /> <br /> <br /> <br /> </b></span></div> <div style="text-align: left"><span style="font-size: large"><b>*『町立学校の積立金問題』について</b></span></div> <br /> <br /> <b><span style="font-size: large">問い<br /> </span></b><span style="font-size: large"> 今般、基金の組み換えをして新小学校建設準備に向けて4億の積み立てをしようとするものであるが、積立計画と建設計画の方針を示されたい。<br /> <br /> <b>答え(理事)</b><br /> 統合後の新校舎建設準備として、現時点でできるだけの事をしようとして積み立てる物で、今は、これが精一杯。<br /> <br /> <b>問い<br /> </b> 取り組みは分かったが、積立計画と、学校建設との関係。建設資金に見合う一定の積み立てができるまでは建設に踏み切らないのか。<br /> <br /> <b>答え(町長)</b><br />  当面、土地開発が無い事から現在7億の土地開発基金があるので、この内4億を移動させて、学校建設に積み立てる事とした。着工時の一般財源の負担を少しでも避けるための活用策である。<br />  また、建設については、平成24年が借金返済のピークにあたるので、ここに合わせて考えている。それに向けて資金計画を立てて進めて参りたい。<br /> </span><br /> <div style="text-align: center"><b><span style="font-size: large"><br /> <br /> <br /> <br /> </span></b></div> <div style="text-align: left"><b><span style="font-size: large">*『住民税の年金天引き問題』について</span></b></div> <br /> <br /> <b><span style="font-size: large">問い<br /> </span></b><span style="font-size: large"> 来年10月から、住民税も年金から天引きにするための法律化に伴う条例改定だが、住民感情からすれば、「税金まで年金天引きか」と、負担がかさばる今日、気持ちを逆なでするような物で、怒りは町長に向けられまっせ。一連の法制度を町長は正直どう感じている。<br /> <br /> <b>答え(理事)</b><br />  今般の改定は来年10月1日実施で条例化するので、対象は500名程度になる。事務の効率化に加え、納税者の便宜を図るものと考えている。<br /> <br /> <b>答え(町長)</b><br />  源泉をしてもらう事は合理的だとは思うが、この間、負担を強いることばかりで申し訳なくも思うが、制度としてはこれで良いものと考えている。今は、時期が悪い。<br /> <br /> <b>問い</b><br />  痛みを強いる事が続いているのが、時期が悪いとされた。ならば、痛みを和らげるべく努力をお願いしたい。法で言う、年金天引きが著しく困難とみなされる者は、自治体の裁量でこの制度から除外できることになっているが、これは具体的にどういうケースか。<br /> <br /> <b>答え(理事)</b><br />  国、県にも問い合わせているが、今のところは形になったものは示されていない。年金生活者にあって、不意の出費から借入れを起こすことができるが、こう言うケースが当たるのかな等と考えられる。<br /> <br /> <b>問い<br /> </b> 自治体の裁量で判断できるのだから、十分汲んで、含みのある幅広い運用を展開することを強く求める。<br /> <br /> <b>答え(町長)</b><br />  裁量の利かせる部分は、大いに活用して参りたい。<br /> </span><br /> <br /> <br /> <br /> <hr /> <br /> <br /> <div style="text-align: center"><span style="font-size: medium"><br /> <br /> ぜひ、ご意見・ご感想をお聞かせ下さい。<br /> </span></div> <div style="text-align: right"><span style="font-size: medium">町会議員  芝 和也</span> </div>

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