川西町議会議員芝 かずや

議会報告

平成22年川西町6月議会 2010年6月15日

取り上げた問題


◎『反核・平和の取り組みについて』




問い(芝 和也 議員)

 五年に一度のNPT再検討会議(2010年5月3日~28日)がニューヨークで開かれ、「核兵器の完全廃絶に向けた具体的措置を含む核軍備の撤廃」に関して、その「行動計画」に取り組む事で全体合意に至る最終文書が結ばれた。ここには、2000年以来の核兵器廃絶に向けた情勢の進展が見られる。
 この会議の成功に向けて世界中で取り組まれた、『核兵器の完全禁止、核廃絶条約の交渉を求める国際署名』に、日本からは約700万筆が提出された。その中には、上田直朗町長や森本修司議長を含む全国1,522名の自治体首長や議長等が名を連ね、奈良県では、知事以下すべての市町村長が署名する、全国でただ一つの画期的な取り組みとなった。それは、県内全の自治体が非核宣言都市で有る事から、その姿勢が署名にも現れ、核兵器廃絶への意気込みの大きさがくみ取れる。
 そこで、町長も賛同したこの署名が、今回のNPT再検討会議に持ち寄られ、核兵器廃絶の撤廃計画が最終文書で全体合意された事に、結果として結び付いた。直接か関節に限らず、身を結んだ事に尽力いただいた一人として、こうした草の根の取り組みに対する町長の所見を窺う。



答え(上田 直朗 町長)

 核兵器の廃絶は、国民みんなが望んでいる事と承知する。それに向けた取り組みは、様々であるが、何れにしても今回のNPT 再検討会議で核兵器の廃絶、撤廃を進める行動計画が結ばれた意義は大変大きいものが有ると思っている。これに向けた日本からの署名が約700万筆集約され、奈良県では、知事さんを始め、全ての市町村長さんが署名された事は大変喜ばしいし、核兵器廃絶への願いは皆同じだなぁと感じている。また、本町では、昨年の12月に非核日本宣言を求める意見書が議会として上げられいる。合わせて大切な取り組みだと思っている。



問い(芝 和也 議員)

 核廃絶への草の根の取り組みの大切さや、その意義の大きさ、また、想いは皆同じと語られた。全く同感である。これらを踏まえれば、今日、この分野での自治体としての具体的な取り組みが、何よりも大切であり、求められている。それは、これまでも提起している非核宣言自治体協議会への参加や、住民への非核に対する様々な啓発推進活動もあるが、まずは、本町が『非核宣言都市』と言う事を知っていただく事が肝心では無いか。非核宣言自治体を記した看板の設置等、具体的な取り組みを求める。



答え(上田 直朗 町長)

 非核の取り組みについては、啓発に努めて参りたい。今年のテーマは、沖縄で。現地からパネルや資料を取り寄せる予定と聞いているが、町の人推協が反戦平和パネル展に取り組まれる。それから、今年は、『磯城郡平和の集い』が本町のけやきホールで7月31日に催される。こうした町内で取り組まれる各種団体の諸行事等を支援し、周知にも努めて参りたい。
 また、町の広告塔が現在3基有るので、ペンキの塗り替え時期も来ていることから、こうした物も活用して参りたい。




問い(芝 和也 議員)

 平和の取り組みへの自治体の支援活動は大切だ。また、住民の日常生活で目に触れる事が大切だ。3基の活用に触れられた。ぜひ、積極的に進められたい。



答え(上田 直朗 町長)

 川西町が『非核宣言の町』で有る事を知っていただく事は、大切な事だと思っている。広告塔にふさわしい文言を整え、住民の皆さんの前に表して参りたい。












ぜひ、ご意見・ご感想をお聞かせ下さい。

川西町議会議員
芝 和也

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